みなさんこんにちは。
TSSケアルーム津島の阿部です。
桜満開、連日ぽかぽか日和の今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
さて、つい先日、私が楽しみにしていたテレビ番組が終了してしまいました。
観ていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
『NHKスペシャル 「人体」 神秘の巨大ネットワーク』という番組で、昨年9月の終わりから半年間、全8回にわたって放送されていました。
最先端で研究を行っている科学者たちがたどり着いた「人体は巨大ネットワークである」という新しい人体観。
最先端の発見と最新の画像とともに毎回違ったテーマでわかりやすく伝えてくれる番組でした。
その中でも第6集の「生命誕生」はとても興味深いものでした。
私たちのはじまりは、たった一つの”受精卵”です。
そのたった1つの細胞(=受精卵)が分裂を繰り返していくうちに、いつの間にか数多くの種類に分かれ、ひとりでに臓器を形作っていきます。
そこには細胞同士が情報をやりとりする”メッセージ物質”の働きがあることが最新の研究でわかってきており、臓器を完成させるまでには、数多くの”メッセージ物質”が関係します。
物質の組み合わせが少し違ったり、タイミングがちょっとズレたりするだけでも、細胞がまったく別の種類に変化してしまい、臓器を作れなくなることもわかってきました。
そして、いま世界中の科学者たちが、iPS細胞やES細胞に”メッセージ物質”を人工的に与えて、さまざまな臓器に導く方法を探っています。
そして、これらを利用し、将来、難病の治療などを行うための準備が進められているそうです。
科学の最先端の研究なんて最も遠い存在な気がしますが、最も身近にある自分の体の中で起こっている事であるので興味深く、面白かったです。
受精してから出産までの10ヶ月の間に受精卵は赤ちゃんの大きさに成長し、全ての臓器や身体の形を完成させて誕生します。
受精卵をりんごの大きさとすると、生まれたばかりの赤ちゃんは500mの大きさになるそうです!
すごい成長率ですね!!